三郷市の財政分析レッスン 第38回目 2007年度
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今回のこのコーナーは、二本立てでいきます。
1 三郷市はなぜ貧乏なのか?
前回の財務分析レッスンコーナーでも、三郷市が貧しい理由が固定資産税にあることをご報告しましたが、今回は具体的に、三郷市内にある東京都三郷浄水場の土地を例にあげて、ご説明します。
東京都三郷浄水場は、東京都が江戸川の水を取水して都民に飲み水を供給する施設として、30年前に三郷市内の土地を買収して、建設したものです。これに対して、東京都は30億円の一時金を三郷市に支払うとともに、土地部分の固定資産税相当分として、年間1億5千万円の交付金を三郷市に支払っています。
<もし、民間が保有していたら>
ここで、もし、東京都に売却しないで、民間に売却したら、はるかに多くのお金が三郷市に入っていたと計算しました。
<比較表>
東京都からもらう年間の交付金 民間が保有した場合の固定資産税 差引三郷市の損
土地 1億5千万円 土地 3〜4億円程度 マイナス2億円
建物・機械・備品 0円 建物・機械・備品 1億円程度 マイナス5千万円
<結論>
この土地は三郷ジャンクションのわきにあり、かつ市役所前にある一等地です。仮に民間企業がこの土地を保有した場合には年間4〜5億円の固定資産税等が入るのでないかと私は試算しました。
あくまでも結果論ですが、商売上手な東京都は30億円の支出をしたが、15年間で元をとり、それ以降は商売下手な三郷市は毎年2億5千万円の損をしているのではないでしょうか。そして、今までの累計の三郷市の損失は20億円にもなるのではないか。
<今後>
財政豊かな東京都はさらに178億円を三郷市内の浄水場に投資をする予定ですが、三郷市は一切固定資産税を課すことができない状況です。東京都の税収は好調で豊かなのに、なぜ三郷市が貧しい思いをしなければならないのか。県と協力して、東京都に対して、ものを言わなくてはならないと思います。
2 政務調査費の使い方は?
地方議員の給与とは別に支給される政務調査費の乱脈ぶりが、マスコミで取り上げられるようになり、今回の統一地方選挙でもひとつの焦点になりました。そこで、今回は三郷市の政務調査費を取り上げます。
三郷市の場合、議員1人あたり月2万円、年間24万円が支給されますが、議員個人の政治活動には使用できず、会派全体としての活動のみ使用できます。なお、1人会派であっても、支給されます。領収書の添付は必要ですし、もちろんだれでも閲覧できます。
参考までに、私の属していた会派のここ2年間の使途を簡単に以下に記載します。なお、分かりやすくするために、我が会派1人の金額に置きなおしています。
私の属していた自民党市議団及び現在の21世紀クラブの1人あたり政務調査費使途明細
平成17年度(H17・4月〜H18・3月)
行政視察 6万円
広報誌発行 7万円
その他支出 2万円
使用せず市に返金 9万円
年間合計 24万円
平成18年度(H18・4月〜H19・3月)
行政視察 0円
広報誌発行 6万円
インターネット広報 2万円
使用せず市に返金 16万円
年間合計 24万円
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